世界樹の根元で、心拍が遅くなっていく話
先日、新しいBGM動画を公開しました。
【ケルト音楽】リラックスできる音楽|世界樹の根元で聴く静かな旋律 A Quiet Melody Beneath the World Tree【リラックス・作業用BGM・90分】
今回は珍しく、公開してから何度も自分で聴き返している回です。作業用に流すつもりで再生したのに、気づいたら手が止まっていたことが何度かありました。せっかくなので、この曲にまつわる感想と、少しだけ制作の裏側を書いておこうと思います。
どんな曲か
3曲、合計90分の構成です。
- 0:00 1曲目:世界樹の根元に佇む
- 31:36 2曲目:根元の空洞に座る
- 1:00:48 3曲目:空を見上げるミエル
ケルトハープ、フィドル、フルートを中心にした、歌の入らないインストゥルメンタルです。テンポはかなり遅め。「盛り上がる」ことをほとんど目指していない曲で、むしろ「沈んでいく」感覚を作ることを意識しました。
世界樹の鼓動より遅く
このチャンネルでは、曲ごとに簡単な物語を添えています。今回の主人公は、水の精霊ミエル。
彼女が世界樹の根元を訪れるのは、何かが溢れそうになったときだけ、という設定です。長く生きてきた精霊でも、抱えきれなくなることがある。そこで根と根の隙間、一人がやっと座れるくらいの空間に腰を下ろすと、世界樹の鼓動が背中から伝わってくる。
人の心拍よりずっとゆっくりな、その鼓動に合わせているうちに、自分の中のざわめきも少しずつ遅くなっていく——というのが今回のストーリーです。
これは半分、自分自身への曲でもあります。「やらなきゃ」と思うほど手が動かなくなる時間がある人向けに、というのは概要欄にも書いた通りですが、実際に作りながら、自分のペースを一段落とすための音楽を作っている感覚がありました。
聴くタイミング
想定しているのはこのあたりです。
- リモートワークの朝、エンジンをかける前の時間
- 深夜、集中力が切れかけているときの作業BGM
- 読書中、ページをめくる速度を少し落としたいとき
派手さのない曲なので、「聴く」というより「部屋の空気を変える」くらいの距離感で流してもらえると、狙い通りだと思います。
制作メモ
このチャンネルの音楽と画像は、AIツールを活用して制作しています。今回のSunoへのプロンプトは以下のような内容でした。
極端にゆっくりで静かな鼓動を持つケルトアンビエントBGM。ハープのリード旋律、柔らかく広がる弦、遠くから聞こえるティンホイッスルのフレーズ。verse部分はほとんど動かず静止したまま、pre-chorusで霧のような響きが厚みを増し、宙に浮くようなハープのフレーズでループへ戻る。呼吸のようなリバーブ、逆再生のチャイム、フレーズの合間に漂う風の質感。広く、風通しがよく、古く、親密なミックス。
こういう抽象的な指示を、実際に鳴らしてみて何度も微調整しながら、今回の「遅さ」に着地させました。
前作との繋がり
ミエルが登場するのは、これが初めてではありません。よければ前回の話も併せてどうぞ。
光揺れる水の回廊|静かな水都でまどろむ癒しのBGM
同じ世界観の他の曲は、こちらのプレイリストにまとめています。 不安が和らぐ場所へ——聖域と自然の異世界ケルト音楽【癒しBGM】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLZAU_tUmtPH8
毎週、新しい旋律を持って更新しています。チャンネル登録していただけると、次にミエルがどこへ向かうか、すぐに気づいてもらえると思います。コメントもいつも読んでいるので、「これで作業できた」の一言があると、次の曲を作る力になります。
#ケルト音楽 #リラックス音楽 #作業用BGM