見えることと、知られることは違う、という話
【ケルト音楽】癒される音楽|光揺れる水都の回廊 The Shimmering Corridors of the Water City【癒し・リラックスBGM・1時間】
癒し・リラックス用として作った1時間です。今回の主人公はミエル。水の都に何百年も住んでいる精霊で、人の姿をしたまま街の一部のように暮らしています。
どんな曲か
4曲+リピートで、合計1時間です。
- 0:00 1曲目:橋の欄干から
- 02:58 2曲目:知られない存在
- 06:23 3曲目:無言の会釈
- 09:13 4曲目:橙に染まる水面
- 12:08 リピート
浮遊するようなハープのアルペジオに、柔らかいフルートの息づかい、フェルトピアノ、軽やかな弦、水の鐘の音を重ねています。sparse(間の空いた)レイヤーから始まり、途中で温かみのあるコードと漂うようなヴォイスが加わって一度膨らみ、また静かにループへ戻る構成です。
見えることと、知られることは違う
今回いちばん書きたかったのは、ミエルの「それでいい」という感覚です。街の人々は水精霊の存在を知らない。ただ「水辺に佇む銀髪の人物」を、ときどき見かけるだけ。存在を知られていなくても、見られていることに不満はない、という距離感を、彼女は何百年もかけて自分のものにしています。
橋の上で舟の老人と交わす、言葉のない会釈の場面も気に入っています。名乗り合う必要もなく、説明も要らない。「この街では、水がすべてをつなぐ」という一文に、ミエルが街とどう関わっているかを全部込めたつもりです。
癒し系のBGMを作るとき、いつも「何かを解決する話」にはしたくないと思っています。今回のミエルも、悩みを抱えているわけでも、何かを乗り越えるわけでもありません。ただ、夕暮れの水面が橙に染まっていくのを、目を細めて見ているだけ。「どこへも行かなくていい今日は、どこにでもいられる気がした」というラストの一文が、そのまま今回のテーマだと思っています。
聴くタイミング
想定しているのはこのあたりです。
- やる気が出ないときに、そっと動き出すきっかけがほしいとき
- まどろむような癒しの時間に
- 勉強や仕事の前にひとつ再生してみたいとき
- 寝る前の静かな時間に
何かをしながらというより、ぼんやり水面を眺めるような感覚で流すのに向いていると思います。
制作メモ
音楽と画像はAIツールを使って制作しています。今回Sunoに渡したプロンプトの要点はこのあたりです。
ゆっくりと安定したテンポを持つケルトファンタジー・アンビエントBGM。浮遊するようなハープのアルペジオ、柔らかいフルートの息づかい、フェルトピアノ、軽やかな弦、水の鐘、運河の環境音。verse的なレイヤーはまばらなまま始まり、そこから温かみのあるコードと漂うようなヴォイスを伴って膨らみ、シームレスにループするために再び静まっていく。親密で開放感のある黄金の時間のミックス、癒しのきらめきと広い残響を持つ。
水の鐘や運河の環境音を薄く敷いているのが今回の工夫で、「精霊がずっとそこにいた時間の長さ」を、音の奥行きで表現したいと思って選びました。
関連動画
同じように静かな世界観が好きな方には、こちらのプレイリストもおすすめです。
不安が和らぐ場所へ——聖域と自然の異世界ケルト音楽【癒しBGM】 https://www.youtube.com/playlist?list=PLZAU_tUmtPH8
「よし、やるか」のひと押しになるようなケルト音楽を届けています。気に入っていただけたら、チャンネル登録で見守ってもらえると嬉しいです。コメントもいつも読んでいるので、「この曲で作業できた」の一言が、次の曲を作る力になります。
#ケルト音楽 #リラックス音楽 #癒しBGM