行ってらっしゃい、さよならの代わりに、という話
【ケルト音楽】星の光を残して旅立つ、海底のくじら A Whale Wrapped in Stars【癒しBGM・1時間】
癒し系として作った1時間です。今回は少年キールと、星々を纏うくじらとの別れを描きました。これまでの物語の中でも、いちばん切なさに寄った回だと思います。
どんな曲か
6曲+リピートで、合計1時間です。
- 0:00 1曲目:海底の街の別れ
- 3:16 2曲目:星々を纏うくじら
- 6:12 3曲目:震える声で紡ぐ言葉
- 10:38 4曲目:最後の光を注ぐ
- 14:11 5曲目:光の柱へ昇る
- 17:46 6曲目:いつかまた会える
- 20:19 リピート
冒頭からはっきりした旋律で始まる、優しいケルトハープを主役にした作りです。柔らかいアンビエントパッドで深い水中の気配を表現し、星をまとうくじらが柔らかく光る様子を、穏やかで慈しむようなトーンで描きました。感情の揺れを大切にしたいと思い、劇的すぎない、静かに寄り添うテンポを選んでいます。
泣いてしまえば、彼女を困らせる
「行ってしまうんだね」と言いながら、精一杯の笑顔をつくろうとするキールから、今回の物語は始まります。泣いてしまえば彼女を困らせる、そう思って我慢するのに、声は情けないほど震えてしまう。この不器用な強がりを、まず丁寧に書きたいと思いました。
くじらの瞳に映る自分が、出会った頃よりずっとまっすぐに立っている、という描写もお気に入りです。「灯りを隠すように俯いていたあの日の少年は、もうどこにもいない」という一文で、くじらとの時間がキールをどう変えたのかを、多くを説明せずに示したいと思いました。
今回いちばん書きたかったのは、くじらが言葉を持たないまま、掌の玉に最後の光を注ぐ場面です。餞別という形でしか気持ちを伝えられない存在が、精一杯できる贈り物をする。そして最後、キールが追いかけるのではなく「行ってらっしゃい」と叫ぶ選択をする場面で終わります。さよならではなく、また会えると信じられる言葉を選んだ、というのが今回のいちばんのテーマです。
聴くタイミング
想定しているのはこのあたりです。
- 静かな夜に、そっと寄り添ってほしいとき
- 一日の終わりに、ほっとひと息つきたいとき
- 星を纏うくじらを思い浮かべながら、心をほどきたいとき
- 物語の世界に、深く浸りたいとき
少し感傷的な気分のときに、そっと寄り添ってくれる1時間だと思います。
制作メモ
音楽はSuno、画像はChatGPT、編集はAdobe Premiere Proで制作しています。今回Sunoに渡したプロンプトの要点はこのあたりです。
冒頭からはっきりしたリード旋律、優しいケルトハープ、柔らかいアンビエントパッド、深い水中の雰囲気、星明かりに柔らかく光るくじら、穏やかで慈しむようなムード、映画的なケルトファンタジー、インストゥルメンタル、ボーカルなし、ループ可能でリラックスできるBGM。3〜5分の長尺演奏。
「慈しむようなムード」という指定を軸に、悲しみだけに寄りすぎないよう気をつけました。別れは切ないけれど、そこには確かな愛情と信頼があった、という両方の感情を音に込めたいと思いました。
関連動画
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🍵 癒しとひとときのケルト音楽|Healing Celtic BGM https://www.youtube.com/playlist?list=PLZAU_tUmtPH8
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