直してほしいのではない、ただ、覚えていてほしいのだ、という話
【ケルト音楽】深夜の作業がはかどる、時計塔の夜 The Clock Tower at Night【深夜BGM・3時間】
深夜の作業用として作った3時間です。今回の舞台は時計塔の最上階。そこには、時を刻むことをやめてしまった壊れた星たちが降り積もっています。
どんな曲か
6曲+リピートで、合計3時間です。
- 0:00 1曲目:星屑を紡ぐ調べ
- 1:53 2曲目:歯車と静寂のワルツ
- 5:14 3曲目:夜空を繕う調べ
- 8:33 4曲目:針の音と旋律
- 9:37 5曲目:消えた星の記憶
- 12:52 6曲目:夜明け前のレクイエム
- 15:09 リピート
ゆっくりと漂うパルスとループしやすいフレージングを持つアンビエントな作りです。冒頭数秒はソロハープのはっきりした旋律で開き、そこから謎めいたアルペジオ、柔らかな時計店のような環境音、繊細なベルの響きへと編成が薄まっていきます。中盤で広がりのあるハープの倍音と逆再生の膨らみが加わり、最後は冒頭のモチーフへ戻る構成です。
覚えていてほしいのだ
「直してほしいのではない。ただ、覚えていてほしいのだ」という古い時計職人の一言が、今回いちばん残したかった部分です。星を修理するという作業を、機能を取り戻すことではなく、忘れられかけていた存在を思い出す行為として描きたいと思いました。
キールが小さな道具箱を開き、壊れた星の欠片を一つずつ丁寧に磨いていく場面は、深夜の作業というものの本質に近い気がしています。派手さはなくても、地道に一つずつ手を動かし続けることで、少しずつ何かが動き出す。「針が動き出すたび、忘れられていた時間が、また静かに流れはじめる」という一文は、そのまま深夜の作業をしている人への応援のつもりで書きました。
夜が明けるまで作業を続けるキールの姿を、あえて劇的な達成として描かなかったのも今回の選択です。星が全部直ったかどうかより、ただ黙々と向き合い続ける時間そのものに価値がある、という気持ちを込めています。
聴くタイミング
想定しているのはこのあたりです。
- 静かな夜に、そっと寄り添ってほしいとき
- 深夜の作業や、物思いにふけりたいとき
- 眠る前のひとときに
- 一人の夜を、心地よく満たしたいとき
3時間あるので、夜通し何かに取り組みたい日に向いています。
制作メモ
音楽はSuno、画像はChatGPT、編集はAdobe Premiere Proで制作しています。今回Sunoに渡したプロンプトの要点はこのあたりです。
ゆっくりと漂うパルスとループしやすいフレージングを持つアンビエントなケルト・インストゥルメンタル。冒頭数秒はソロハープのはっきりした旋律で開き、そこから謎めいたアルペジオ、柔らかな時計店のような環境音、繊細なベルの響きへと編成が薄まっていく。中盤で広がりのあるハープの倍音と逆再生の膨らみが加わり、最後は冒頭のモチーフへ戻る。親密で開放感のあるミックス、もの悲しく星明かりのような艶を持つ。
「時計店のような環境音」という指定が、時計塔という舞台にそのまま重なったので、今回はこの質感を強めに意識しました。歯車の刻む音のような細かい揺らぎが、修理という地道な作業の手触りを表現してくれていると思います。
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