ここは、ただ来ればいい、ただ立てばいい、という話
【ケルト音楽】冒険に出かけたくなる音楽|緑に飲まれた古代遺跡 The Ruins Reclaimed by the Forest【冒険・作業用BGM・90分】
冒険・作業用として作った90分です。今回の主人公は地図師セドリック。古い航海図の隅に「光の台地」とだけ書かれた一点を頼りに、緑に飲まれた遺跡へたどり着きます。
どんな曲か
3曲構成で、合計90分です。
- 0:00 1曲目:光の柱を発見する
- 31:23 2曲目:石造りの遺跡を探索する
- 01:00:32 3曲目:光の柱と対峙
冒険心をくすぐる中テンポの作りで、アルトフルートのリード旋律がハープのアルペジオの上を歩き、軽やかなボドランの鼓動と光り輝くオーケストラ弦を重ねています。verse的な部分は旋法的な転調をさまよいながら進み、盛り上がりに向けて弦の膨らみと息づかいのあるフルートの装飾が加わり、そこから明るいハープのランとトム系のボドランのアクセントを伴ってメインループが開く構成です。石の遺跡らしい古めかしい質感を、逆再生のシンバルや石の鐘のような音で添えました。
遺跡は、生きていた
「遺跡は、生きていた」という一文から今回の物語を始めました。石の隙間から草が生え、柱に蔓が絡み、屋根だったはずの場所から木が育っている。文明が土に還っていく様子を、滅びというより、別のものに変わっていく過程として描きたいと思いました。
セドリックが地図師でありながら、光の柱を前にして「何も書けなかった」という場面が、今回いちばん書きたかった部分です。「記録するべき場所ではない、という確信があった。ここは、ただ来ればいい。ただ、立てばいい。」——記録し、名付け、地図に残すことを仕事にしている人物が、あえて何も残さない選択をする。冒険というのは本来、成果を持ち帰ることだけが目的ではなく、その場に立つこと自体に意味がある場合もある、という気持ちを込めました。
遺跡の風が「内側から来るような、遺跡が呼吸しているような風だ」という描写も気に入っています。廃墟が完全に死んでいるのではなく、まだ何かを続けている感覚を出したかったからです。
聴くタイミング
想定しているのはこのあたりです。
- やる気が出ないときに、そっと動き出すきっかけがほしいとき
- 深夜の作業のお供に
- 読書や集中用BGMに
- 新しいことを始めたいときに
冒険というテーマですが、実際には静かに集中したいときにも合う90分だと思います。
制作メモ
音楽と画像はAIツールを使って制作しています。今回Sunoに渡したプロンプトの要点はこのあたりです。
冒険心のある中テンポのケルトファンタジーBGM。アルトフルートのリード旋律がハープのアルペジオの上を歩き、軽やかなボドランの鼓動と光り輝くオーケストラ弦を重ねる。verse的な部分は旋法的な転調をさまよい、盛り上がりへ向けて弦の膨らみと息づかいのあるフルートの装飾が加わり、そこから明るいハープのランとトム系のボドランのアクセントを伴ってメインループが開く。逆再生のシンバルの膨らみ、石の鐘のような打撃音、かすかな部屋の響きが古めかしい質感を添える。広く映画的でループしやすいミックス。
アルトフルートをリードに据えたのは今回初めての試みで、ハープだけでは出せない、木々に覆われた遺跡の湿った空気感を出したいと思って選びました。
関連動画
セドリックが登場する別の物語もあります。
深く集中したくなる音楽|忘れられた水の神殿
遺跡や廃墟の空気感が好きな方には、こちらのプレイリストもおすすめです。
時が止まった場所で——遺跡・廃墟・神殿シリーズ【ケルトBGM】 https://www.youtube.com/playlist?list=PLBKNd08eHUs0
「よし、やるか」のひと押しになるようなケルト音楽を届けています。気に入っていただけたら、チャンネル登録で見守ってもらえると嬉しいです。コメントもいつも読んでいるので、「この曲で作業できた」の一言が、次の曲を作る力になります。
#ケルト音楽 #冒険 #作業用BGM